「コンカフェですでにバイトしているけど、掛け持ちがしたい!」
「会社で働いているけど、コンカフェは副業でもできる?」
バイトの掛け持ちや仕事の副業として、コンカフェで働きたい人もいますよね。
かわいい衣装を着て接客ができるコンカフェに憧れがあったり、お金が欲しいという理由の人もいると思います。
そもそもコンカフェは掛け持ちや副業はしていいのか、掛け持ちや副業ができる場合、どのようなところに気をつけなければいけないのか、気になりますよね。
今回の記事では、コンカフェバイトの掛け持ちや副業について、気になるところや注意点をまとめました。
雇用形態や確定申告などのお金周りについても、注意点を解説しています。
働くにあたって重要なところなので、しっかりと確認するようにしましょう。
コンカフェは掛け持ちOK?
ほとんどのコンカフェでは掛け持ちでバイトをすることができます。
コンカフェは夕方から深夜にかけての営業の場合が多いため、昼間は会社に行ったりほかのバイトに入ったりと掛け持ちしやすいバイトです。
キャストが多い店舗ではなかなかシフトに入れないというということもあるため、空いている時間や曜日に別の仕事を掛け持ちしている人はたくさんいます。
ただし掛け持ちできる業種とできない業者があるので注意が必要です。
詳しくみていきましょう。
同業種のバイトは掛け持ちNG
コンカフェやガールズバーなど、同業種のバイトの掛け持ちはNGです。
コンカフェのバイトは、一般的なカフェや居酒屋のように料理や飲み物を運ぶだけではなく、お客さんと会話をして楽しんでもらうということを重視しています。
仲良くなってお客さんが自分に会うためにお店に来てくれる、ということが一番大切です。
しかし別の店に行っても会えるとなると、お客さんが流れてしまう状況が発生してしまいます。
お店に迷惑をかけてしまうため、同業種のバイトはやめておきましょう。
同じ理由でキャバクラなどの夜職もNGです。
同業種でないバイトなら掛け持ちOK
一般的なバイトであれば、ほとんどの場合掛け持ちは可能です。
店舗によっても異なるため、コンカフェの面接の際や新しく掛け持ちバイトを始めようと思ったときは、店長やオーナーに確認してみてください。
掛け持ちをしている人が働いているところは、カフェや居酒屋、コンビニのバイトなど人それぞれです。
注意しておく点があるとすると、コンカフェの店舗からあまり近くないところのほうがいいでしょう。
コンカフェのお客さんに掛け持ちのバイト先を知られてしまう可能性があるためです。
コンカフェではお客さんと会話をすることが普通ですが、カフェや居酒屋などの接客をしているときに「会いにきたよ」と来られると掛け持ちのバイトにも迷惑がかかります。
お客さんとの会話の中でも、言わないように気をつけましょう。
昼職の副業としてコンカフェバイトするなら原則OK
会社で働いていているけれど、コンカフェでバイトをしてみたいという人もいますよね。
コンカフェ側からすると、昼職で働いている人が副業としてバイトをすることはOKです。
昼間は会社で働いて、夜はコンカフェでバイトをするという働き方もできるため、効率よくバイトができます。
会社によっては、会社の規則として副業を禁止しているところもあります。
副業禁止の場合は、バイトはしないほうが無難です。
法律的には正社員であっても副業は可能ですので、絶対ダメというわけではありません。
会社にバレてしまうと会社で働きにくくなるので、バレないように気をつけましょう。
なお公務員は副業NGですので、コンカフェでバイトはできません。
ぶっちゃけコンカフェバイトはバレる?
コンカフェのバイトは、「秘密にしていたつもりだけど気づいたらバレている!」ということがあります。
隠し通すこともできなくはないですが、意外なところからバレてしまうものです。
ここでは会社にバレるケースと親にバレるケースに分けて、どういうところからバレるのかをご紹介します。
特に会社の副業としてしている場合は、バレると困りますよね。
どうしたらバレにくいかも合わせて解説しているので、確認してみてください。
親にバレるケース①扶養から外れてバレる
親の扶養に入っている人の収入が年間103万円を超えると、扶養控除の対象外になり、扶養から外れます。
親の税金が変わったり、自分で税金や社会保険料を払わなければいけません。
バレないようにするためには扶養内で働くことが一番です。
しかし実際働いてみると、扶養を超えてしまったというケースは多々あります。
その場合は手続きや税金が変わるため、秘密にしておくのではなく必ず事前に伝えるようにしてください。
親に聞かれたときは直接的にコンカフェとは言わずに、バイトを始めたと濁すようにするしかないですね。
あまり隠しすぎると怪しく思われるため、上手に伝えましょう。
親にバレるケース②生活リズム・スタイルが変わってバレる
コンカフェのバイトは夕方から深夜にかけての時間が多いです。
親と一緒に暮らしている場合は、生活リズムが大きく変わったことをきっかけにバレるケースが多いです。
これまで夜に出かけることがなかった人が、深夜帰ってこなくなったり、朝方帰ってくるという生活スタイルになると不審に思われてしまいます。
親御さんによっては、夜に帰ってこないことを心配して、何度も連絡をしてくる可能性もあります。
コンカフェのバイトで生活リズムや生活スタイルが変わることは仕方がないので、事前に夜に出かけると伝えるようにしましょう。
これを機に思い切って一人暮らしを始めるのもいいですね。
親にバレるケース③持ち物が変わってバレる
店舗によって異なりますが、衣装は1人1着貸与されるパターンやお店のキャストで着回しのパターンがあります。
いずれの場合も、衣装は自分たちで洗濯しなければいけません。
洗濯のために持ち帰った衣装をみられてしまってバレるという可能性があります。
バレたくない場合は、家族のいないときを見計らって洗濯をするよう気をつけるか、お金はかかりますがコインランドリーなどを使うようにしましょう。
また働いているうちに、お店のコンセプトに合うカバンやアクセサリーなどの小道具が増えていき、持ち物の変化でバレることもあります。
給料が入ったことでブランド物のバッグやアクセサリーを身につけるようになると、そういう変化からも親が気づくこともあります。
バレないようにするためには、一気に持ち物を変えるのではなく、少しずつ増やしたり変えたりしていきましょう。
会社にバレるケース①信頼できる同僚に話しているところを聞かれる
仕事をしている人が会社にバレてしまうケースで一番多いのは、同僚に話しているところを聞かれるケースです。
信頼できる人だと思って安心していても、会話を近くで聞いている人がいないとは限りません。
同僚が直接広めなくとも、漏れ聞いた会話を広める人はいます。
また同僚との何気ないやりとりの中で、ふと出た会話で周囲に気付かれてしまうこともあります。
会社にバレたくないのであれば、たとえ信頼できる同僚であっても、会社の人には伝えない方がいいでしょう。
会社にバレるケース②住民税や社会保険料の金額でバレる
住民税や社会保険料は会社の給料や副業収入などの総所得に応じて金額が変わります。
コンカフェのバイトで収入を得たことで、会社が年末調整で予定していた住民税や社会保険料の金額が変わってしまい、副業をしていることがバレてしまいます。
住民税の金額で会社にバレないようにするためには、確定申告の際に税金を「自分で納付」にしましょう。
後半の「住民税は自分で納付(普通徴税)にする」で詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。
社会保険料でバレないようにするには、コンカフェの雇用形態をアルバイト雇用契約ではなく、業務委託契約にしてもらいましょう。
アルバイト雇用契約の場合は、厚生年金・健康保険といった社会保険料が発生しますが、業務委託契約の場合は個人事業主扱いのため、厚生年金と健康保険はかかりません。
雇用形態のほかの違いも後半の「アルバイト雇用ではなく個人事業主として業務委託契約にする」で説明しています。
会社にバレないようにするためにも、違いを理解したうえで副業をしましょう。
会社にバレるケース③働いているところ・SNSを見られる
コンカフェでのバイトの業務の一つに客引きやビラ配りの仕事があります。
コンカフェの衣装を着て、お店の外で道ゆく人に声かけをしなければいけません。
偶然、会社の人が通りかかってバレてしまうケースがあります。
まれに店舗に会社の人がお客さんとしてくるという可能性もあります。
働く場所を決めるときは、できるだけ会社から遠くの店舗を選んだほうがよさそうです。
それでもコンカフェがある場所は繁華街中心のことが多いので、働いているところを見られるかどうかは、運としかいいようがないですね……
またSNSでの告知を強化しているコンカフェも多く、SNSに載せた写真からバレてしまう可能性もあります。
顔を半分だけうつすようにする、モザイクをかけるといった方法で隠すことも可能ですが、知っている人が見ると案外気付かれるものです。
写真を全く載せない場合はバレる可能性が低くなりますが、コンカフェのお客さんにとってSNSが魅力的ではなくなってしまいます。
SNSの運用については、店舗ごとで方針が大きく異なります。
まずは店舗の店長やオーナーに相談して、SNSにまったく顔写真を載せないということが可能かどうかは確認しましょう。
そのうえでSNS上で顔出しをするかしないかは、ご自身で判断になります。
コンカフェバイトと掛け持ちする時の注意点【大学生・フリーター向け】
コンカフェのバイトを掛け持ちするときにはいくつかの注意点があります。
雇用形態や給料面は、税金や法律に関わってくるところです。
普段気にすることの少ない部分ではありますが、とても大切なのでしっかり確認するようにしましょう。
まずは大学生やフリーターの人に向けた注意点をご紹介します。
アルバイト雇用なのか業務委託契約なのか注意
アルバイト雇用とは企業が直接雇用している働き方のことです。
働いている人は「労働者」にあたり、給料は時間単価制で、労働基準法に則って労働時間などが決められています。
社会保険の対象になったり、年末調整を店側が対応してくれたりします。
業務委託契約では「個人事業主」という扱いになります。
大学生やフリーターの人はアルバイト雇用がおすすめです。
アルバイト雇用なのか、業務委託契約なのかは、面接のときに確認するようにしましょう。
掛け持ちの合計収入「103万円/年」の壁に注意
バイトの掛け持ちをしていると収入が増えますが、収入が一定のラインを超えると税金に影響があります。
それが「103万円/年」の壁といわれるものです。
親の扶養に入っている人の収入が103万円を超えると、扶養控除の対象外になります。
親の税金の負担が増えるだけでなく、自分自身も所得税や住民税を納めなければいけません。
バイトが1つのときは、大体の年間の収入がどれくらいになりそうかわかりやすいが、複数バイトをしていると気付かないうちに103万円を超えているという場合もあります。
収入の計算は自分でする必要があるため、稼ぎすぎには注意しましょう。
バックは「報酬」!時給の給与と扱いが違うので注意
コンカフェのバイトは特殊で、働いた時間だけ給料が入る時給計算のほかに、バックという制度があります。
店舗によっても異なりますが、お客さんがキャスト分のドリンクを注文してくれることによるドリンクバックや、チェキを撮ることで入るチェキバックなどがあります。
バックは時給計算とは違い、お客さんがどれだけ自分にお金をかけてくれたかによって、給料に反映されるという出来高制です。
時給の給与は雇用契約にあたりますが、「バック」は報酬扱いのため業務委託契約になります。
報酬が年間で20万円を超える場合は、雑所得として確定申告をしなければいけません。
確定申告とは1年間働いたものを確定申告書に記載して、翌年の2月16日から3月15日の間に税務署に提出します。
最近ではオンラインで確定申告ができる会計ソフトやネットで申請ができるe-Taxなどもあるため、活用してみてください。
コンカフェバイトの副業する時の注意点【OL向け】
大学生やフリーターの人がコンカフェで掛け持ちでバイトをするときの注意点をご紹介しましたが、会社で働いている場合は状況が変わります。
次の注意点を確認しましょう。
アルバイト雇用契約でなく個人事業主として業務委託契約にする
副業で働く場合は、個人事業主として業務委託契約で働きましょう。
アルバイト雇用にした場合、労働基準法が適用され問題が発生するためです。
法定労働時間は1日8時間ですが、会社で8時間働いたあとにコンカフェで働くと、合わせた労働時間が8時間以上になり時間外労働に計算されます。
法律上は割増賃金になりますが、そういった事情で給料を計算することは実質不可能です。
またアルバイト雇用の場合は、厚生年金と健康保険の社会保険に加入することになるため、会社にバレる可能性が高いです。
コンカフェの面接の際に、副業であるということを事前に伝えて、業務委託契約にできるよう調整してもらいましょう。
「20万円以上」の利益を得たら必ず確定申告をする
業務委託契約で副業をした場合、1年間の所得が20万円以上のときは必ず確定申告をしてください。
所得が発生した場合、所得に対して決められた金額を納税しなければいけません。
会社では年末調整として対応してくれていますが、業務委託契約で副業をした場合は自分で確定申告する必要があります。
確定申告をしなければ、本来納める金額以上の税金がかかってくるなどのペナルティが発生する可能性もあるため、気をつけましょう。
最近は簡単に確定申告をできる会計ソフトがたくさんあるので、活用してみてください。
住民税は自分で納付(普通徴税)にする
確定申告をする際に一番気をつけておかなければいけないところが「住民税に関する事項」の記入欄です。
住民税の申告と納付方法の選択をします。
納付方法は「給与から差引き」と「自分で納付」の選択肢がありますが、副業の住民税の納付の際は「自分で納付」にしましょう。
「給与から差引き」を選択すると、給与所得の住民税分に加算されて給与から天引きされます。
つまり本業の会社の住民税が変わってしまい、副業をしているということがバレてしまいます。
給与から天引きされたらラクでいいなと思うかもしれませんが、自分で納付するようにしましょう。
コンカフェの掛け持ち|まとめ
今回はコンカフェで掛け持ちすることについてお伝えしました。
コンカフェのバイトの掛け持ちは
- 別のコンカフェやガールズバーなどの同業種はNG
- 同業種でないバイトであれば掛け持ちOK
- 昼職で働いている人がバイトでコンカフェで働くのはOK
です。
同業種でないバイトや昼職との掛け持ちをしている人は多いので、始めたいと思った場合はぜひやってみましょう。
会社や親にバレたくない場合は、意外なところからバレてしまうことが多いので、バレないように注意しなければいけません。
また掛け持ちのバイトや副業の場合、給料面や税金面での注意事項も多いため、十分気をつけましょう。
この記事を参考にしながら、身バレ対策や確定申告などをしっかりおこなって、安心してコンカフェで働きましょう!
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